2010年5月3日月曜日

掛軸


ゴールデンウイーク真っ最中です。いつもの休日はご法事があるのですがゴールデンウイーク中はご法事がありません。この時期は季候も良いし、すいているのでご法事にはちょうど良いと思うのですが・・・。

ということで、本日は座敷の掛け軸の掛け替えをしました。前門様筆の「宣吐妙法音」と八重桜の二幅掛けを、小林永興の「虎の皮」一幅にしました。虎の掛け軸というと「猛虎図」が一般的ですがこれは珍しい絵で、敷物になった虎の毛皮のような絵です。何故この時期に虎かというと、寅年だった亡くなった先代住職(父)の命日が来月6月2日だからです。毎年この時期に虎をかけると良いんですが、忘れることもあるのです。

もう一つの小座敷は小林永興の「元禄風俗」がなんと正月から掛けっぱなしになっていました。これも「二僧図」に代えました。これは作者がわかりません。ダルマさんのような二人のお坊さんの墨絵です。

掛け軸も季節や行事にあわせて代えると良いんですが、世事にかまけてなかなかタイミング良くできません。心がけてするようにしましょう。

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