2010年7月19日月曜日

カーリーテンプルの写真


正法寺のホームページに載っているインドのカーリーテンプルの写真が本に載りました。カーリーテンプルはインドのコルカタにあるヒンズー教のカーリー女神を祀るお寺です。このお寺では山羊がお供え物として供えられます。供えられると言っても生け贄として供えられるわけで、お寺の前で首がはねられていきます。お供えする人たちがお供えの山羊の耳元で先祖に伝えて欲しい言葉を一生懸命称えている姿があります。残酷のようですがこれが文化です。
カーリー女神はインドの人気のある女神様で、血が大好きとされています。神話によると、シュムバ、ニシュムバという兄弟の阿修羅と戦ったとき、阿修羅を殺戮したとされています。自分の流血から分身を作る阿修羅の流血のみならずその血液すべてを吸い尽くしたといわれています。このことから生け贄の血をお供えすることが始まったのでしょう。

掲載される本は彩図社の「誰も語りたがらない 黒い噂」と言う本です。世界中にある噂話の本です。
そのなかの生け贄文化の紹介のところに載りました。よろしければ読んで下さい。本当によろしければです。550円です。

2010年7月9日金曜日

ボルボが冷えてます

1973年型ボルボ245があります。17年乗っています。エンジンや車体はいまだに堅牢ですが、エアコンが全くだめになってしまいました。修理すると30万円コースらしいです。修理するより毎シーズンエアコンガスを注入していた方が安く付くと言うことで、シーズンはじめにエアコンガスを入れて1シーズン保ってくれたのが一昨年まででした。昨年はガスを入れて、何と1週間しか保ちませんでした。我が家では冬季限定車と呼ばれ、昨年の夏はじっとしていることが多かったことです。

ということで、今年も夏到来です。今年も恒例のエアコンガス注入に行ってきました。仕様だと900グラム入るようですが、400グラム(2缶)入れたところで、そこそこ冷えてきたので良しとしました。果たしてどのくらいの期間冷えてくれることでしょうか。期待大です。

今年は8月初旬にボーイスカウトの日本ジャンボリーに6日間ボルボを連れて行く予定なので、現在その実験期間でもあります。ガスの抜け具合によって、出発前にもう一度ガスを入れる事になるかもしれません。

今日現在気持ちよく冷えています。

2010年7月8日木曜日

切り子燈篭



東京のお盆は7月なのでもう準備が始まります。今日は切り子燈篭を出しました。何年も前から燈篭の骨組みにある金紙の飾りが痛んでいたので今年はそれを新しい金紙で作り直しました。たいした技術もいらない作業ですが、そう言えば小学校の図工、中学校の美術の成績は「5」だっなあと思いだしながら仕事をしました。 完成はこんな感じで本堂につるします。

実はこの燈篭の恰好は実に残酷な謂われによります。上の部分が女性の頭、垂れ下がった青赤紙は髪の毛です。逆さ吊りにされた女性の頭なんです。このような姿で餓鬼道で苦しんでいた目連尊者のお母さんが救われていくという「盂蘭盆経」の教えに依っています。目連尊者のおかあさんが救われていくすがたはこうです。
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「むかしむかし、お釈迦さまの特にすぐれたお弟子の一人に、目連尊者という方がおられました。居ながらにして世界のできごどを見たり、他人の心を見通したりするこどができる"神通力"を持っておられました。
 ある時、その神通力で亡くなった自分の母親の姿を見てみると、餓鬼道に堕ち、やせ衰えた姿になっています。母は我が子を育てるのにやむをえず悪業を犯しその結果、餓鬼道に堕ちたのです。驚いた目連尊者は、神通力でご飯を鉢に盛って供養しますが、母がそれを食べようとすると、たちまちに炎となって食べることができません。
目連尊者は泣き悲しみ、救いをお釈迦さまに求めました。お釈迦さまは静かに説かれます。
 「7月15日は雨期の勉学修行期間(夏安居)の最終日で、自らが犯した罪を告自懺悔するために、憎たらが集う日である。そこでたくさんの飲食物をお供えするがよい」(盂蘭盆経)
目連尊者がそのようにすると、亡き母親は餓鬼道の苦しみから救われたということです。
 すなわち、真実の救いに出会うこととは、亡き母や特定の先祖に供物を捧げるというのでなく、自らが深く仏法に帰依して、限りなき仏さまのおはたらきを仰いでゆくということでしょう。言い換えれば、ご先祖のご恩に報いる道は私自身がお念仏を慶ぶ身となることです。」
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