2010年4月23日金曜日

団参旅行下見


来年の親鸞聖人750回大遠忌法要の団体参拝旅行の下見に行ってきました。我が世田谷組は本山の法要に参拝し京都宿泊の後、比叡山参拝し一路岐阜県は下呂温泉に向かい宿泊。翌日は春の高山祭り見学して、アルプスを安房峠で越え、松本から特急あずさで東京へ、と言うコースです。

今回の下見は比叡山から始まりました。まず比叡山の延暦寺会館の食事や諸堂参拝の下見をしました。親鸞聖人が修行をされた「にない堂」では中まで入れていただきました。団参当日は外から内部を見ていただくだけになるそうです。比叡山はあいにくの雨で霧が出て何も見えない上にとても寒くなりました。本番でも寒さ対策が必要なことがわかりました。

下呂温泉では宿舎になる水明館の部屋や宴会場、食事の確認をさせていただきました。食事は写真のような豪華な物が出るようです。

高山祭りは交通規制や沢山の観光客で賑わうことから、見学コースをよく検討する必要がありました。高山~松本間は特に問題はありませんでしたが、帰りの列車の時間の関係で、新穂高、乗鞍、上高地等見所が沢山あるのに素通りしなくてはならないのが残念でした。私はこの辺の山岳ルートが大好きです。現在安房トンネルで峠を越えているので旧道の安房峠の道が荒れているそうです。そのうちトンネルのルートが国道になると、行政は旧道は管理しなくなるだろうと思います。大自然の中にトンネルという巨大な人造物があるのはどうもなじめません。冬季は峠閉鎖になっても旧道でよかったのにと思います。

などなど、いろいろ感じることがありましたが、何より、来年の大遠忌法要参拝旅行がうまくいきますように検討を重ねます。

2010年4月10日土曜日

帰朝いたしました


3月29日より入竺いたしておりましたが、4月6日無事帰朝いたしました。今回で11回目の入竺でしたが3月下旬から4月にかけてのデカン高原は想像していた以上に暑く、体力が必要でした。

今回の行程は、空路、新嘉坡(シンガポール)経由でコルカタより入竺。市内のカーリーテンプル参拝、マザーテレサの施設2ヶ所を訪問。ハウラー駅より列車でビハール州ガヤ市へ。ブッダガヤにて釈尊成道の地ブッダガヤ大塔を参拝し勤行、印度山日本寺参拝勤行、同寺院が運営する幼稚園と光明施療院訪問。セーナ村、苦行林、乳糜林、前正覚山、マハンタ邸など訪問。陸路バナラシへ。釈尊の初転法輪の地、サールナート参拝。迎仏塔、博物館、ムーラガンダクティー寺院等参拝。バナラシから空路ムンバイ経由オーランガバードへ。アジャンタ石窟群訪問参拝、第26窟にて勤行。エローラ石窟群参拝、第10窟にて勤行。空路ムンバイにもどりムンバイより陸路カルラ石窟、ベドーサ石窟、バージャ石窟を訪問参拝。その後、ムンバイより新嘉坡経由で帰朝、というものでした。短い日程でしたので忙しい毎日でしたがそれなりの成果があがりました。

特にカルラ石窟、ベドーサ石窟、バージャ石窟ではオリジナルの木製(チーク材)の梁や天蓋を見ることが出来ました。これらは紀元前2世紀頃の開窟です。風雨にあたらない窟の中だからこそ現存しているのだと思います。

今回は忙しい日程だったのでゆっくり将来品を選ぶことも出来ませんでした。持ち帰ったものは私用に具する、ニームの歯磨き粉、マイソールサンダルソープのみでした。本当は香油、ローズウォーター、ベビーブッダ像などを将来したかったのですが叶いませんでした。これらは次回の入竺の時にしましょう。

2010年4月6日火曜日

アジャンタ・エローラ・カルラ・ベドサ・バージャ


アジャンタ・エローラはもう4回目になりますが毎回新しい発見があります。今回はアジャンタ第6窟の二階の柱を手で叩くと素晴らしい音で響くことがわかりました。それも柱ごとに音色が違うのです。他の窟でも試したら細い柱は結構良い音がしました。石窟寺院に行かれたらお試しあれ。柱を叩いている人は誰もいません。

エローラはとても暑かった。第16窟カイラーサナータ寺院の横から岩山に登って、上から見ようと思いましたが暑さで断念しました。エローラ前のレストランで旅行社が作ってくれたざるそばはとても美味しかった。

ムンバイで自由時間の日、皆はムンバイ市内観光とお買いものでした。しかし私と建築家のM先生は車をチャーターし120km位離れたところにあるカルラ石窟(Karla Caves)、ベド-サ石窟(Bedsa Caves)、バージャ石窟(Bhaja caves)‎の三ヵ所に見学参拝しました。カルラ石窟はBC2世紀~AD4-5世紀にわたって造営されていますが、ベド-サ、パージャはBC2世紀ごろの造営で装飾が少ない窟でした。カルラは後からヒンズーの寺(Ekvira Devi Temple)が建ってそこに参る人がいるのでそこそこ賑やかでしたがバージャはチケット販売の係とレモネード売りの少年のみ、ベドサは牛しかいませんでした。どちらも誰もいないに等しい反面、とても静かで風の音だけがする素晴らしい石窟郡でした。


それにしてもどの石窟はデカン高原のテーブルマウンテンの中腹の岩盤が出ているとところにあるので、いずれの窟も何百もの階段を上がらなければなりませんでした。ちなみにベドサは数えたら437段もありました。
写真はバージャ石窟です。

2010年4月4日日曜日

ベナレスからムンバイへ

4月2日はベナレスで日の出に合わせてヒンズー教徒が沐浴をしているガンジス川に舟で出ました。
ベナレス郊外にはお釈迦様がお覚りの後、初めて説法をされた(初転法輪)の場所、サールナートがあります。博物館にはインドでも珠玉の名作、釈迦初転法輪像があります。何度見ても素晴らしい仏像です。
素晴らしいものが沢山ありますが、日中はとても暑く参拝するのも体力がいります。

参拝の後、空路ムンバイへ。ここはアラビア海に面した大都市てす。とても蒸し暑いところです。
写真はガンジスのガートです。

2010年4月2日金曜日

ベナレス

ブッダガヤから約5時間半でベナレスにつきました。バス移動にもかかわらず疲労感がありません。それは決して乗り心地の良くないバスと道の悪さからくる振動でマッサージを受けていたからでしょう。
夕食後、ガンジス川のガートまで行ってみました。丁度エイプリルフールの行事がそこで行われ(たぶん漫才)、とても沢山の群衆でごった返していました。明日は、お釈迦様がはじめて法を説いたというサールナートにいきます。
写真はインドルピー紙幣です。ガンジーさんが印刷されています。

2010年4月1日木曜日

ベナレスへ

ブッダガヤの参拝を終え、陸路ベナレスに向かっています。お釈迦様もブッダガヤで成道の後にベナレスに向かわれています。お釈迦様は徒歩ですが、我々はバスです。
道がだいぶ良くなっています。踏切だったところが立体交差になってしまいました。