2011年4月30日土曜日

大唐西域記の研究上巻 将来!


ひょんな事から手に入った大唐西域記の研究下巻という本が書棚にある。大唐西域記は唐の僧玄奘三蔵が629年長安(今の西安)を出発し西域や天竺(インド)の仏教遺跡などの求道の旅の見聞録。この解説本が「大唐西域記の研究」で、尚かつ昭和17年発行の古書である。下巻が手に入ったので上巻が欲しくなり古書検索サイトで調べたら、以外や以外、結構な高値の本でした。ちょっと買える値段でなかったので一回諦めていましたが、最近また調べてみたら何と破格の値段で出ていました。「改装本」でした。改装本の方が表紙や装丁が治してあるのできれいです。別にオリジナルの装丁にこだわらないので早速購入。
最近のネット販売はすごいですね。申し込んで翌日届きました。昔の本なのでそうすらすら読める本でもないので先ずは書棚へ。写真の通り左側下巻がオリジナルの装丁。右側が今回購入した改装本の上巻です。両者それぞれの良さが出ています。
少しづつ読んでみます。地名がすべて漢字なので先ずはその解読から入ります。ガンダーラは「健駄邏国」、
カシミールは「迦湿弥羅国」とこんな調子ですから。

2011年4月27日水曜日

JINKO<沈香>


娘たちが部屋の掃除をしたあとはお宝がたくさん廃棄されている。まだまだ使えるものも沢山あってカラーペンなど筆記用具はもう一生分くらいある。今回は錬り香水が発見された。「JINKO」と書いてある。漢字で書くと「沈香」である。沈香はお香の中でも高級品なので普段の法要ではあまり使わない。お寺やお香屋さんでしか見ない「沈香」の文字が譬えアルファベットでもこんな容器に書いてあると何か驚く。

これは沈香の香りのする錬り香水である。香水の類、沢山あるけれど「白檀」系のものはあるが「沈香」ははじめてみた。
香りを試してみると、沈香の香りが中心になっているようだが他に何かいろいろブレンドしてある。沈香の香りといってもこれは焚く前の沈香の香りだ。ブレンドした人は沈香を焚かないで香りをイメージしたのだろうか?白檀系の香水も焚く前の白檀の香りがするように。

でもでも、この錬り香水、沈香を使った法要のあとのような香りがするので使ってみようと思う。悪くない。






2011年4月23日土曜日

まるたけえびすに

京都東急ホテルのエレベーターホールにこんな唄が展示されていました。碁盤の目になっている京都の通りの名前を順番に唄ったものです。京都には学生時代と西本願寺の伝灯奉告法要のお手伝いとかで5年半おりましたので、この唄で通りの順番を見当つけたものでした。丸太町通りから南に十条までの唄は知っていましたが、東西の唄は知りませんでした。京都らしいです。


名前は東西に走る通りの北から、丸太町通、竹屋町通、夷川通、二条通、押小路通、御池通、姉小路通、三条通、六角通、蛸薬師通、錦小路通、四条通、綾小路通、仏光寺通、高辻通、松原通、万寿寺通、五条通、雪駄屋町通、鍵屋町通、魚棚通、六条通、三哲(塩小路通)、七条通、八条通、九条通、十条通の順。


南北に走る通りの東から、寺町通、御幸町通、麩屋町通、冨小路通、柳馬場通、堺町通、高倉通、間之町通、東洞院通、車屋町通、烏丸通、両替町通、室町通、衣棚通、新町通、釜座通、西洞院通、小川通、油小路通、醒ヶ井通、堀川通、葭屋町通、猪熊通、黒門通、大宮通、松屋町通、日暮通、智恵光院通、浄福寺通、千本通、西陣の順になっています。


本当はもっと道がありますが唄われていない通りもあります。唄いはじめも何故丸太町や寺町からなのか?です。御所の関係もあるんでしょうか。

2011年4月16日土曜日

お葬式に行って来ました

親友の御住職の御尊父がご往生されました。 九州の豊前市のご自坊へお参りさせていただきました。羽田から飛行機で北九州空港まで行き日豊本線で宇島下車です。少し温かくなった春の日でした。九州のお葬式の次第は東京と違います。式中にたくさんのご縁のある方から遺徳を偲びながらの感謝の言葉が次々と述べられていきました。とても良いお通夜お葬式でした。こういう式に合わせていただくと、都市部で多くなってきた直葬等ということは出来なくなります。だれしも、このように送りたいと思うに違いありません。わたしも。写真はお葬式と関係ありませんが、近くの中津市でちょっと寄った福沢諭吉記念館の写真です。