2009年8月29日土曜日

比叡山延暦寺  ”峯の白鷺、谷の鈴虫に会う”




今年のボーイスカウトの日本ベンチャーがインフルエンザの流行のため中止になってしまいました。しかし、仏教スカウト協議会は、仏教スカウトベンチャーフォーラムを開催しました。浄土真宗本願寺派からの実行委員として私めが参画させていただき、さる8月26日~28日、2泊3日の日程で、比叡山延暦寺で開催させていただきました。全国からスカウト、スタッフ、合計約50名以上が参加し、平和・人権・環境についてフォーラムが開催されました。

比叡山での生活は延暦寺会館という立派な宿坊ですが毎日毎食が精進料理です。




幸せなことに、期間中お2人の千日回峯行者大行満大阿闍梨様、上原行照さまと、その師匠、叡南俊照 (旧姓 内海) さまからお話しを伺うことが出来ました。 お二人ともとても穏やかなおすがたで、特に印象に残った言葉は、上原大阿闍梨の言葉ですが、「千日回峯行が終わったら、超能力でも身に付くと思っていたら、自分では何にも出来ないと言うことがわかっただけ」と言う言葉でした。行きつくところは「他力」なのかなあ。




フォーラムの中日に、諸堂巡拝をした。ほぼ回峯行者と同じ道を、無動谷から東塔、西塔、横川、坂本まで歩いた。最後は坂本ケーブルで上がった(行者さんはケーブルを使いません)。それでもへとへとでした。
延暦寺には三地獄と言われる修行があって、1つは無動寺の千日回峯行、回峯地獄、2つは浄土院の掃除地獄、3つは横川元三大師道の看経(かんきん)地獄という。3つの厳しい修行がある。峯の白鷺(回峯行者)、谷の鈴虫(浄土院の行者)ともいわれる。
特に天台の祖師最澄さんの廟所である浄土院の行者さんは12年間ここにこもり、掃除と最澄さんへのお給仕、毎日の三千仏礼拝をし、眼前に仏が見えるまでそれを続けるのだそうだ。
延暦寺のお坊さんに伺うと、千日回峯行ばかり脚光をあびるが、厳しさは浄土院の方が厳しい修行と言っていた。浄土院はとても静かにたたずんでいた。下の白い小袋は浄土院の掃き清められた境内砂が入ったお守り(おみやげにいただいた物です。浄土真宗ではお守りを持ちませんので)




ともあれ、仏教スカウトベンチャーフォーラムは大成功でした。スカウトによる宣言文も素晴らしいものが出来ました。最後に、面白いものを一つ。延暦寺会館の前にある、なんとスカウトサイン「三指」をしている石仏です。

2009年8月7日金曜日

築地本願寺!盆踊り!


久し振りに築地本願寺の盆踊りに行った。私が現職のころの盆撮りとはずいぶん変わった。人出も多いし、出店も多くなった。特に築地の市場のお店が出るようになったのはとても良い。ビールも焼き鳥もかき氷も焼きそばもよく売れていた。仮装大会も面白い。タレントさんも来るようになった。今年はヤクルトの古田。大江戸助六太鼓は常連。なかなかよい。

よくある盆踊り会場との圧倒的な違いはテーブル席があること。そこはまるでビヤガーデンののりだ。子どもも会社帰りの方もゆかたの方もネクタイの方も本当にいろいろ。

築地本願寺の年中行事の中で、一番の人出は12月8日の成道会布教大会と思っていたが、この盆踊りの方が多いだろう。ひとつ気になるのは、輪の中で踊っているひとが少ないこと。