2010年5月23日日曜日

築地本願寺'親鸞聖人降誕会'


5月21日は浄土真宗の開祖親鸞聖人の降誕会(ゴウタンエ)法要が築地本願寺で厳修されました。降誕会とは浄土真宗をお開き戴いた親鸞聖人のお誕生に感謝する法要です。私達は親鸞聖人のお誕生を「降誕」といただきます。21日は午前中から築地本願寺に詰め、献納楽と降誕会法要に出勤し親鸞聖人のお徳を讃歎させていただきました。沢山の方々と一緒に正信偈のお勤めをするのはとても感動します。一人でのお勤めも良いですが沢山の方々と一緒の法要も格別です。
そして今年の降誕会はとても暑い一日でした。法衣、衣体は6月で衣替えなので、5月中は冬物です。降誕会は特別な法要なので袴も付けています。汗だぐの一日でした。温暖化の影響か毎年暑くなるような気がします。
写真は仏具さんが企画販売した「築地本願寺参拝記念」ピンバッジです。右側のは仏教のシンボル「仏旗」のピンバッジです。仏旗のピンバッジをつけるという事は、私は仏教徒です、と言うことのアッピールにもなります。でも、このバッジが「仏旗」だとわかる方はなかなかいません。どんどん宣伝しなくては。
 バックの文庫本は名著井尻進氏の「ボロブドゥル」です。
余談ですが、井尻氏は大正時代にインドネシア、ジャワ島ボロブドゥル遺跡を緻密に調査研究された方で、特にボロブドゥルに彫刻されたお釈迦さまの伝記レリーフ(仏陀伝)120面の解説は素晴らしい物です。これが本願寺発行の「大乗」に連載されたことから、当時上海無憂園におられた本願寺22代門主大谷光瑞師が巻頭文を書かれ、上海の「大乗社」から名著「ボロブドゥル」として刊行されました。

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