2011年1月2日日曜日

年末のお身拭い


後先になりましたが年末の話題。年末恒例のご本尊「阿弥陀如来」のお身拭いを暮れの30日にいたしました。年に一回年末に本堂の須弥壇から降りていただいてお木像の汚れを落とさせていただきます。ぬるま湯でしたした真綿を固く絞ってお木像を拭きます。お木造は漆に金箔が押されています。古いお木像なので金箔は一部剥げてきていますがぎゅうぎゅう拭くと金箔がますますとれますので、綿の重さで拭くというデリケートな作業です。
お線香のヤニ、ロウソクのすす、埃が着いていますのでそれを拭きますが、今年は例年より汚れが少ないようでした。私が「一人働きの阿弥陀さまなんだけど今年はお働きが少なかったのかなあ」と呟いたら、一緒にお身拭いをした衆徒の学法君が「一人働きだから自分で汚れを落としたんじゃないですか」と返されました。
正法寺の中で一番おはたらきになっているのはこの阿弥陀さまです。今年もよろしくお願いします。

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