2008年4月12日土曜日

マツダの電球


 先日、旧岩崎邸を見学いたしました。ネットで旧岩崎邸のことを検索していたら、屋根裏からマツダ社製の電球が見つかったという記載があって、さすがに古いものが残っているんだなあと思っていました。

 その矢先、拙寺の本堂の金燈篭の電球が切れました。交換をした記憶があまりない燈篭でした。普通に燈篭の扉を開けて、電球を交換しました。100V-20Wという小さな電球です。長いこと使っていたようでずいぶんと汚れていました。

 ふと切れた電球を見ると、なんと「マツダ」と書いてあるではありませんか。旧岩崎邸と同じ会社の電球が使っていたとは何とも驚きです。

 これまたネットで調べてみたら、「マツダ」は東芝電気の前身で、1962年(昭和37)に「マツダ」から「東芝」に社名を変えたことがわかりました。
 ということは、この電球「マツダ」の最後期型としてもなんと「46年」経っていることになります。私が6歳の頃から本堂の金灯篭の中でともっていた電球と言うことになります。何という長寿電球でしょう。

 最近の電球は寿命が短いですし、寿命が長いという電球型蛍光灯でもこんなに保たないいでしょう。
昔の製品は良くできていたんですね。感心します。良いものを作ろうという姿勢だったんでしょう。

 最近では、儲けるために、適当な時期に壊れるように最初から作っているようなことを聞きます。なんということでしょう。こんな心がけで良いんでしょうか。仏さまは見ていらっしゃいます。

 いつまでも長持ちする良いものを作りましょうよ。

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