2011年10月24日月曜日

法然と親鸞 ゆかりの名宝展 開会式・内覧会


明日から東京国立博物館(TNM)で開催される「法然と親鸞 ゆかりの名宝展」に先立ち本日24日、関係者を招待しての開会式・内覧会がありました。私も招待を受け行ってきました。
開会式では主催者の東博、NHK、朝日新聞の挨拶と、浄土宗と真宗教団連合を代表して本願寺派総長橘氏が挨拶しました。その後、関係者合同でテープカットがあり、展覧会が開幕しました。
本願寺派からは、ご門主様、お裏方様、新門様、総長、総務、宗務首都圏センター長、総局秘書、東京教区北組組長、築地本願寺伝道学事部長などのお顔が見えました。
展示は浄土宗と浄土真宗の宗派各派から出展された珠玉の名宝があり、見終わったときのはもうお腹一杯でした。

特に感動したのは出品番号155番「山越阿弥陀図屏風」(京都金戒光明寺蔵)でした。数多くの展示物は礼拝の対象であったり、美術工芸品、歴史的真筆でありましたが、これは、阿弥陀仏の手から五色の糸が結ばれた跡があり、今まさにいのち終わろうとする人と、この屏風図の阿弥陀如来の手を五色の糸で結ぶ「臨終行儀」に使われた屏風でありました。これは往生浄土の現場、いのちの現場で使われたものでした。
これで何人の方が救われていったのかなと思うと手を合わさずに入られませんでした。
が、浄土真宗は「臨終来迎」ではなく「平生業成」なのでこれは使いません。

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