2008年7月1日火曜日

Cafe de Shinran 最後の夜  「広める」?「深める」?


去年の9月21日オ-プンした築地本願寺境内の「Cafe de Shinran」。最初は12月までだったけど、惜しまれてこの6月まで営業した。写真は6月30日最後の夜。スタッフ関係者による最後のパーティー。私も誘われたが、別の宴席があって泣く泣く不参加となった。築地町内で宴会だったので、せめて近くまで行って、記念撮影。

Cafe de Shinranの存在で築地本願寺にとっても、今までお寺に足が向かなかった方たちがたくさん来てくれたことはとてもプラスになったと思う。そこで、お寺からの情報をたくさん発信できたし、こんなに興味を持ってくれるのかと、こちらも驚いた。伝統的な布教方法も大切だけど、こういう形の布教方法も有りだと思う。この方法は「伝道院」では教えてくれないし、そもそも教える人がいない。お寺以外も方たちの考えや発想は素晴らしかった。

こういう、仏教を「広める」事を進めていると、必ず仏教を「深めたい」人たちから意見が出る。どこの会議に行ってもこの二極がぶつかる。いまは何をしているのか、それを認識してから事を進めないと意見がぶつかっておしまい、と言うことになる。

Cafe de Shinranも「深めたい」人たちから意見が出た。12月にやった「東京ボーズコレクション」もいまだに認めない御仁がいるとか聞こえてくる。これこそ仏教に縁の無かった人たちに仏教をアッピールしたし、こちら側も仏教に興味のある人がこんなにいるんだと思った。これを通して「仏教に興味を持った」、「仏教っていい」という感想をもった若い人がたくさんいた。
今年行けなかったひとが「次回はいつやるのか」、「ボランティアで参加したい」と言う問い合わせが沢山あった。開催スタッフ側では次回のテーマ「末法で行こう」が密かにささやかれていた。が、「深めたい」側の意見が強く、次回の開催は無いという。
築地本願寺の「広める」企画をしていた担当部署も人員が削減した。これから、どうなるんでしょうか。

これからは、和田堀廟所が面白くなります。フフフ。

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