浄土真宗本願寺派では住職の定期研修が京都の本山本願寺であります。私は11年目になるので今回召集されました。僅か一泊二日の研修ですが、全国から70名が集まり、有意義な話し合いが出来ました。色々なご住職からいいアイデアを伺いこれからの寺院運営に活かせそうです。
京都はとても蒸し暑く、窓に冷房の風があたると、露がつきます。
2010年6月29日火曜日
2010年6月22日火曜日
下北半島「霊場恐山」見学参拝



仏教情報センターの相談員研修会で青森県下北の「霊場恐山」に見学参拝してきました。
イタコさんはいませんでした。7月の大祭典と10月の秋詣りの時に里から上がってきて、特設の小屋が境内に作られてそこで「くちよせ」がおこなわれるそうです。境内には本堂と地蔵堂が中心堂宇で、その他宿坊、湯殿などがありました。
恐山は宇曽利山湖(うそりさんこ)畔にある硫黄温泉の噴出口にある曹洞宗のお寺で、境内には硫化ガスが至るところで噴出して硫黄臭がかなり強烈です。硫黄ガスの関係で境内には樹木は少なく、荒涼とした風景です。これがあたかも地獄のように見えるのです。
下北の人々は人が亡くなるとお山に行くといい、先祖供養のため故人が着るものなどがお供えされています。故人は生前の姿のまま生きているというのか、故人の年頃に見合った服などが年ごとに納められています。小さい子どもさんをなくされた時は、その成長にあわせて服が納められ、年頃になると花嫁人形が納められます。
きれいに新築された宿坊がありそこで宿泊しました。食事は精進料理で曹洞宗の食事作法にのっとり五観の偈を称えてから食事です。お風呂は当然硫黄泉で臭いが強いです。衣服に確実に硫黄臭が付きます。宿坊のお風呂もいいですが、境内にある湯殿も良いです。しかし、境内の湯殿はそこに行く通路に照明がないので明るい内に行かねばなりません。宿坊は午後10時消灯ですが、部屋の中は大丈夫です。朝6時半のご祈祷にも出なくては行けません。地蔵堂まで行って約40分くらいの法要がありました。法要の後朝食です。これも食事作法にのっとり精進の食事です。
宗派によって故人のありかた、仏様の功徳の現れ方が異なります。浄土真宗はあらゆる人々が阿弥陀如来の本願力によって極楽浄土に往生して仏様にならせていただける教えです。
2010年6月18日金曜日
久しぶりに東京ビハーラ
今日は久しぶりに築地本願寺の東京ビハーラ電話相談に来ています。午後2時から5時まで電話の前に座ります。と言ってもひっきりなしに電話がかかって来ることもないので、ブログの作成もできます。
電話相談、がん患者・家族の集い、仏教カウンセリングを語り合う会、高齢者施設へのご法話講師の派遣などをしています。
また、築地本願寺伝道会館の宿泊施設をがんセンターに入院される方や、長期入院されている方のご家族のために格安で提供をする仕事もしています。機関誌も発行していて、がん患者さんが書かれた文章などもあります。仏教の教えをもって病やいのちとどう向き合っていくか、生きるために説かれた仏教を伝えています。
相談者に何かを教えることではなく、大所高所から意見を述べることではなく、なによりもお話に耳を傾けることこそ大切なことだと思っています。
現代社会は自分が悩んでいることを隠したがります。しかしそれはそうではなく、悩んで良いんだ、そして安心して悩める世界がここにあるんだということこそ、大切なことです。
私はなかなか電話相談にも来る機会がないのですがこういう活動こそ時間を割かなくてはいけないとおもっています。世のお坊さん方、お寺の関係者の方々、どうぞ時間を作って小さな声に耳を傾けようじゃありませんか。
2010年6月9日水曜日
千仏?buddha meditation
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